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その奥は深いのか。
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近未来の記憶
狂い咲きサンダーロード コレクターズ・エディション [DVD]
狂い咲きサンダーロード コレクターズ・エディション [DVD]


 「暴走の映画じゃない。映画の暴走だ」というのは、石井監督の次作「爆裂都市」のキャッチコピーですが、「狂い咲きサンダーロード」は、映画がゆっくりとねじれながら加速、あっというまに最高速へ達し、そのまま何かをブチぬいてしまう。
 根拠のない無敵感。この世界で唯一確かな存在である暴力。生き抜く、いや、生死を問わずこの世界を駆け抜けるための速度。

 この映画は「全ての暴走少年たちへ」の序文ではじまりますが、この「ボーソー」は「族」に属するものではなく、純粋な「OverDrive」の事を指します。

 今回霜降るVHSではなく、鮮明なDVDで解ったこと。
 ジンの戦いは「狂い咲き〜」の舞台である幻の街サンダーロード、1986年という、公開時から6年後の未来で起きたこと。

 俺は6年後、ウィリアム・ギブスンの著作、とくに「クローム襲撃」を読んだとき、頭が揺らぐような既視感を憶えました。

 ■

 コワルスキーのように、阻止されざる存在であるジンは、今も走り続けていて、短編「TOKYO BLOOD」には、涙腺が緩むのを禁じ得ませんでした。
| 魂の映像 | 03:23 | comments(0) | - | pookmark |
僕たちは刑事(デカ)になりたかった[3]:ユージンと亀吉
CSI:マイアミ シーズン2 コンプリートDVD-BOX1
CSI:マイアミ シーズン2 コンプリートDVD-BOX1

 とくに身近に賛同者もいないまま、個人的ブームを繰り広げているTVシリーズ「CSI:」三部作ですが、誰にいちばんグッとくるかというと、やはり「CSI:マイアミ」。渋いホレイショー・ケイン主任ですね。
 無表情さ、冷静さ、そういったトータルでの強面が、生身の男としての弱さを醸しだす役割も持ち、彼の陰影を深くしています。

 エピソード「全てを見ていた男」では、見た目はおっさんですが知能が7〜8歳で遅滞したユージンという男が、犯罪の目撃者として登場します。
 ホレイショーという渋いおっさんが、子供であるユージーンに困りながら、やがて信頼関係を成立させていきます。
 推理もさることながら、正義と友情の極限を行くストーリィで思わず泣けてしまいます。
 もはや外道としか言えない犯人に対し、ホレイショーが眉一つ動さず、声を僅かも変えず、音もなくブチ切れるところが見せ場です。

 化学捜査班という特別なチームを舞台にして成功を収めた「CSI:」ですが、警察の特別なチームといえば、火付盗賊改方という特捜部隊を扱った池波正太郎「鬼平犯科帳」の先見性はさすがだと思います。
 「鬼平」が雑誌「オール讀物」で絶賛連載中、俺は親父殿に「マンガばっか読むんじゃない」と叱責を喰らったりしましたが、なんのことはない、彼が読んでいるものは大抵のマンガよりはるかに面白く痛快だったわけで、「オール」にはその他エロい小説もあり、俺がいかにバカガキであったにせよハンディありすぎです。なんだよ。

 エピソード「鈍牛(のろうし)」には亀吉というやはり知恵の遅れたキャラクターが出て、彼をどう処置し、情報を引き出すかに長谷川平蔵の推理と優しさが発揮され、これもまた思わず涙腺のゆるむストーリィです。

 刑事は疑うことが仕事のセオリーですが、そこで無垢なるものを信じる。という展開が良いですね。

 刑事物ではありませんが、往年の名作「エアウルフ」でも「ボビー少年の活躍!! 大型戦闘ヘリBX16を撃墜せよ」というエピソードがあり、これまた無表情なジャン・マイケル・ビンセント演じる主人公ホークと、ダウン症の少年ボビーの友情に、深夜テレビの前でウルウルしたものです。

鬼平犯科帳〈5〉 (文春文庫)
鬼平犯科帳〈5〉 (文春文庫)
池波 正太郎
| 魂の映像 | 23:12 | comments(0) | - | pookmark |
I HATE "R" NUMBERS!!
寝ずの番 [DVD]
寝ずの番 [DVD]

 パイモロの一発もなく、珠玉の下ネタセリフだけで映倫のR15(15歳未満鑑賞禁止)指定を喰らったマキノ雅彦監督作「寝ずの番」。
 このときは、我ながらオトナに「むしろご祝儀」とか思いましたが、今回は久しぶりにトサカに来ました。ふざけるんじゃない。

 マキノ監督 交尾シーンであわやR指定

 「象の交尾」が猥褻なら、生まれた川を遡行して産卵し、ついに力尽きる鮭の感動のドキュメンタリーもR18だろうし、足を花粉だらけにして花に潜り込むミツバチの映像も一般あつかいでしょう。ましてどっかの携帯会社の、肛門を丸出しにした巻き尾の日本犬が樋口可南子と夫婦で、二人も子供をもうけているなど、テレビでお茶の間に流せるわけありません。

 俺がR15丸出しの頃、「映倫」というやつが指定した映画はどんなにエッチ(当時は「エロ」という風には言わない)なのだろうと妄想をふくらましていましたが、めでたくR18突破後、期待に胸とかあらぬ部分ををふくらまして小屋に行くと、難解なクソ映画だったりで、なんと下らん組織だろうかと思いましたが、この21世紀においても野蛮な昭和そのままのくだらなさですね。

 伊丹十三最後の作品「マルタイの女」で、マキノ監督=津川雅彦が、薄汚いカルトに対し、映画への愛を謳い宣戦布告する素晴らしいシークエンスがありますが、デビューしてまだ3作中2作がいわれなきレイティングを喰らった監督は、文化を腐らせようとする未だに残るくだらない奴らと、戦うことを運命づけられているのかとさえ思いました。
| 魂の映像 | 01:32 | comments(0) | - | pookmark |
ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃
ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃 [DVD]
ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃 [DVD]

 昭和丸出しの喫煙マナーのなっちゃいない変な長髪の若造とキーキー騒ぐガキに辟易しながら、ひどい、とか言いながら観てます。日本映画専門チャンネルの「デジタルリマスターゴジラ祭り」(本当のタイトルは違います)

 が、平成になって状況は変り、本作はなんと平成ガメラシリーズの金子修介監督。
 ストーリィは怪獣映画らしいジュブナイルさを持ちながら、ここでも怪獣に対する解釈を試みています。
 ガメラのように求心的ではありませんが、ちりばめられたモチーフがカタストロフに収斂していく気持ちよさは健在です。
 そこに、怪獣に対する人類の暴力である自衛隊(ゴジラシリーズでは防衛隊)もまた、存在意義を問いながら物語は進みます。

 主人公はレポーターの鉄火姉ちゃんですが、その父ちゃん、立花海将をなんと宇崎竜童が演じます。これだけでも本作を観る価値はあります。

 ゴジラ攻撃の指揮を執るため、護衛艦に乗艦し、その艦長と交わす台詞。

 立花「実戦を経験していないのが、我々の誇りだと思っている」
 艦長「防人の気持ちは、昔から同じです。」

 ■

 ウィキペディアによると、本作は封切り時には「とっとこハム太郎」が併映されていたそうで、ハム太郎を観に集まったガキどもよい子たちのかなりの数が、金子ゴジラのあまりの怖さに途中で帰ったそうです。
 帰れ帰れ。
| 魂の映像 | 22:16 | comments(0) | - | pookmark |
自虐の詩
自虐の詩 プレミアム・エディション [DVD]
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 中谷美紀と阿部寛という達者なふたりの安心感もあり、なかなかに楽しく観ることができました。
 彼らの愛情の密度が高まるほどに、風景が荒涼としてきたりすると好みですが、俺の勝手な要望です。

 不幸を背負った主人公幸恵は、学校時代もいじめられていますが、同様に仲間はずれにされている熊本さんという迫力のある女の子と友情を深めます。
 ここの、荒野に、たった2匹の野獣の仔が身を寄せ合って生き抜くようなシチュエーションが俺は好きです。
| 魂の映像 | 21:49 | comments(0) | - | pookmark |