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z-bufferその奥は深いのか。
2009.03.26 Thursday
鬼のパンツはよいパンツ
無論、この実験そのものは、地球重力を離脱する手段に、当分のあいだ大量の燃料によるガスの推進力に頼らねばならない人類にとって、きわめて重要なものです。
健康と文化のために。 数日着てもにおわない下着、若田さんが宇宙で検証 [ヒューストン 23日 ロイター] 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の若田光一さんが、数日間着替えなくてもにおいがつかない服や下着を着用し、その効果を検証している。 長時間はいてはいてはきまくれるパンツのソリューションは、俳優/漫画家のなんきんが80年代に提唱しました。 1.トライパンツ 2本の足と胴体の穴が同じ構造で、穴を交換することによって通常の3倍の装着時間を実現しています。 2.メビウスパンツ その名の通り、メビウスの輪をはくという次元を飛び越えるスーパーアイディア。表裏無段階に永遠にはけるパンツの極致。 「南京漫画」「スゲエ」のどちらかに入っているはずです。 ■ イタリア民謡「フニクリ・フニクラ」に日本語歌詞をつけた鬼のパンツですが、鬼パンはきわめて強靱な良いパンツであると同時に、5年はいてもにおわない強力な抗菌・デオドラント機能を有することが2番の歌詞に歌われています。 ちなみに5年をすぎると性能が維持できず、おそるべきカタストロフを迎えるようです。 ■ 早く商品化され大量生産され一般販売もされまくって欲しいですね。 ある種の野郎どもは、はっきり言って臭いので、着用していただきたい。 秋○原とかに出張って来る奴らのことです。 俺とて、現在は同年代の友人と「カレー臭」をネタに罵りあっておりますが、部外者から指摘されたら泡喰って洋品店に走ることでしょう。 2009.03.25 Wednesday
カッコ良さ裏返る
1980X (紙ジャケット仕様) 中村治雄,鈴木慶一 「狂い咲きサンダーロード」が、単体DVDで発売されることを知ったとき、個人的に一種の恐慌状態となり、無性に挿入曲「ルイーズ」が聴きたくなったのでした。 「狂い咲き〜」は泉谷しげるやロッカーズの曲がフィーチャーされ、映画のパワーを激しくブーストしています。中でも俺は、PANTA&HALの一連の曲が特に好きです。 「ううう」あらぬ呻きを上げながら、まさか有るまいと思ったItunes MusicStoreに、いきなりありました。「ルイーズ」が入っているのは題名もちょっと小っ恥ずかしいアルバム「198X」。 PANTA&HALのボーカルPANTAは、「頭脳警察」と言うバンドにいましたが、俺は学生時代から中道穏健派なので、なんとなく敬遠していました。 「狂い咲き〜」を観た瞬間、「たたき割ったビール瓶握りしめて〜」と、「ルイーズ」の歌詞を殆ど憶えたにもかかわらずです。 ■ このアルバムで歌われるモチーフ。 「モータードライブ」(フィルムカメラを、外装パワーユニットで巻き上げ連写するシステム) 「バーダーマインホフギャング」「アウトバーン」「Audi80(100)」(ドイツ赤軍(学生左翼過激派)が、日本で言えば経団連会長を誘拐・殺害した事件) 「IDカード」「背番号制」 「トリックスター」 「試験管ベビー」(体外受精児のことを当時はこう揶揄した) 今聴くと、思想とか時代とかより、圧倒的な「男の子感」に乗せられ、一気に一枚聴きあげてしまいました。 アニメソングのようなテンションの高さです。 ■ 「男の子感」といえば、同じ時代に大活躍した井上鑑のアルバム「預言者の夢」の疾走感と重なります。 井上鑑は、80年代のCM曲のキングですが、もっとも著名なのは寺尾聰「ルビーの指輪」のアレンジです。 彼のオリジナル・アルバムである「預言者の夢」は、全ての曲に実在、あるいはフィクションのモデルが存在し、やはり「ガーディアン・エンジェルス」「リンドバーグ」や、奇しくも「モータードライブ」も歌われています。(別のアルバムだとAudi Quattroも出てきたりする) 特に共通点がある感じでは無いのですがこの2作、カッコ良さを追求するあまり、良い意味で子供っぽい作品になっているところがたまらなく好きです。 予言者の夢 PROPHETIC DREAM 井上鑑 2009.03.22 Sunday
運命の艦(ふね)
GALACTICA/ギャラクティカ 【承:season 2】DVD-BOX 1 「BATTLESTAR GALACTICA」 30年前、スターウォーズブームに乗って、「ナイトライダー」のプロデューサーとしても有名な、グレン・A・ラーソンによって作られたTVシリーズ「宇宙空母ギャラクティカ」のリメイクです。 遠い未来、ある星系で繁栄する人類が、自らが作り出した生命体サイロンによって侵略を受け、ほぼ全滅。宇宙に逃れた僅かな人々と、唯一の軍艦(バトルスター)であるギャラクティカが、サイロンの追跡を退けつつ、新天地をめざすというストーリィ。 新シリーズもほぼ同じ設定ですが、前作の牧歌的というか、昔の西部劇のようなゆったりとした味わいは払拭され、よくここまで緊張感を研ぎ澄ますことができるのかと驚かされるばかりです。 ソリッドでタイト。ダークでヘヴィです。(何の事やら) まるで、星野之宣 の「ブルーシティー」+「巨人たちの伝説」をそのまま実写にしたかのような、大エクソダス・ドラマ。 そして何があろうと登場人物のキャラクタによってドラマを回すというゆるぎない演出方針。 また、ほとんどのシーンが手持ちカメラで撮影され、特撮シーンも、その味が加味され、地味(意図的な)なメカ・戦闘シーンに異様な凄みがあります。 ■ 舞台こそ未来の宇宙空間ですが、ギャラクティカ艦内や、街、登場人物の風俗や銃などの小道具全てが、現代、ないしは今から30年くらい前のテイストで統一されています。 そして、演出の傾向として、スターウォーズやスタートレック等、米国の宇宙SFドラマと、宇宙戦艦ヤマトをはじめとするいろんな日本の宇宙アニメ積年の集大成といった趣を持っています。 敵役サイロン兵の造形、とくにモノアイ。トリッキーな機動そのままの異様な噴射煙をたなびかせるミサイルの描写(宇宙空間ではそんなもん見えない)、スラスタをふかして機動するギャラクティカ艦載戦闘機バイパーの描写、ハリネズミのように装備された対空火器を撃ちまくり、弾幕を張るギャラクティカの描写。 破壊され、火災が発生した区画を閉鎖し、エアロックを開けて一気に減圧、鎮火させる。兵員を残したまま。宇宙戦の非情。 このへんの演出は、日本のアニメーションからの影響が色濃く出ています。ひとつひとつのアクションを挙げれば、まんまパクリと言えなくもない。 しかし、ストーリィ全体のモチーフは、「戦うアメリカ」の歴史。 サイロンの急襲はやはりパールハーバーを思わせますが、時代性を感じさせるのは、その容赦無さ。そこはもちろん、ポスト911のドラマでもあるからです。 そして、ギャラクティカにまつわるエピソードは、豊かな米海軍の歴史。空母エンタープライズや戦艦ミズーリ等、太平洋戦争を戦った米軍の殊勲艦たちによるものです。 ギャラクティカは苦難に見舞われ続けますが、そのあたりはパールハーバー急襲を免れたところから始まり、幾多の活躍と苦難。それに伴う損害をくぐり抜け、あと少しで戦争が終わるというところで伝説的なカミカゼ攻撃によって半身不随になりドックで終戦を迎えたという、空母エンタープライズからもモチーフを得ていると思います。 日本人のメンタリティには、やはり戦艦大和がありますが、その、ひとつの艦が、民族の運命を象徴する。考えてみれば当たり前のことですが、ある程度の海軍を持つ国は、全てそういった艦を持っています。 「バトルスター・ギャラクティカ」は、その骨子をはるか未来の宇宙に舞台をうつし、類い希なドラマを創り出すことに成功しました。 2009.03.21 Saturday
飛べ異能の翼
我が国の防衛機材としての航空機。話題はやはり次期主力戦闘機。ラプターか、ユーロファイターか、はたまたボーイングがどこやらのOSみたいなマーケティングをかましてきたF-15イーグルSEか?
俺はすっかりこの話題に飽きてしまいました。誰かが作ったこのステキなマンガがすべてをあらわしていると思います。くやしいのう。 ■ 今年の2月、海自の機材として、新明和US-2という飛行機が納入されました。 「領土」はせまいが「領海」はとてつもなく広い我が国では、救難任務にしても高い洋上進出能力が求められます。速度と航続距離です。この点においてヘリは不利なので、固定翼機すなわちフツーの飛行機が求められますが、我が国に広い領海をもたらす島々はちっこくて固定翼機が着陸できる場所はごく限られます。 救難飛行艇US-2 量産型初号機、初の災害派遣実施 防衛省は2009年3月7日、海上自衛隊が東京都知事からの災害派遣要請を受けて、救難飛行艇US-2により、南鳥島からの緊急患者輸送を行ったことを発表した。今回の緊急輸送は先日【救難飛行艇US-2 量産型初号機、防衛省に納入】でお伝えした、新型救難飛行艇US-2による初の災害派遣である(【発表リリース】)。 こういった救難はもっとも得意とするところですが、US-2になって強力な消防能力が備わりました。 もともと、飛行艇として世界最高の能力を持つUS-1でしたが、世界的に活躍しているのはカナダのカナデア(ボンバルディア)CL-215という飛行艇で、海外セールスも好成績です。US-1は、確かに兵器ベースなので日本から輸出することは難しかったのですが、US-2は純粋に救難・消防機として開発されましたから、お買い上げいただきたいですね。 儲かるとか、開発費を回収とか(大切ですが)を超えて、たくさんの生命を救えます。 消防能力付帯のテストは、実は1976年に行われ、好結果を得ましたが、その時は実用化が見送られました。その後阪神大震災が起こり、神戸の会社である新明和工業として、一層の残念な思いがあったそうです。 岩国近くの瀬戸内海で、US-1の離水を見たことがあります。4発のプロペラが猛烈な水煙を巻き上げ、海上で旋回し背面を見せると、独特な高い主翼取り付け部が、まるで筋肉の盛り上がった背中のようでした。むっちゃくちゃカッコ良かった。この写真では、巻き上げた海水に虹がかかって素敵です。新しいロービジの紺と灰色の塗装も引き締まってイイですね。 2009.03.21 Saturday
馬鹿が戦車でやってくる
馬鹿が戦車でやってくる [DVD] 全国三千万戦車愛好家のあいだでは「バカセン」と呼ばれる(呼ばれません)戦車映画の傑作です(だいいちこの題名は「タンク」と読みます)。 しかし、キーボードを打つ手も弾むこの素晴らしい題名。邦画最強であります。 素晴らしい題名は一発で映画を語り尽くします。百姓根性の満ちあふれた未開なショボイ百姓村を、村八分で貧乏でお頭が特異なハナ肇が一個機甲師団もとい軽戦車を駆って殲滅するという痛快バカストーリィ。 お頭が特異で純情な故に(悪い意味での)百姓根性=姑息でオトナな村人に、ぬるい悪意と仕打ちを受け、ついにブチ切れる戦車野郎ハナは、まるでクソ生意気な小僧が偶然殺人ロボに搭乗してでかい口を叩きまくるなんかのアニメの原型に思えます。 ショボい村のショボい何もかもを破壊し尽くす、戦車の持つ鋼鉄の装甲は、姑息なオトナの「社会性」という壁をも破壊できるかに見えますが、装甲も一種の奇形でしかありません。 本作では、鳥になっちゃった犬塚弘演じるハナの弟と、アメリカやヨーロッパのものと趣が違う、せせこましい畦道まがいのところを驀進しても道を壊さない日本軍の小さな戦車、そして美しい昔の日本が、ビジュアルを外すとけっこう陰険なストーリィをファンタジィに昇華させています。 この映画の感情みたいなものは、士郎正宗の「ドミニオン」に似ています。装甲の全能感を、生のよりどころとする、主人公のかわいい女警官のように。 ハナ戦車は、貧乏なボロ家のさらにボロな納屋にカムフラージュされ、そこから出撃します。 この設定は後に、「サンダーバード」のアンダーソン夫妻の手になるSFTVドラマ「キャプテン・スカーレット」の登場メカ「SPV」こと「追跡戦闘車」というカッコイイ装甲車が、英国の農家の納屋とかに隠されているという設定の原型になりました。(ウソ) ドミニオン Comic borne 士郎 正宗 |