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その奥は深いのか。
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ashes to ashes,
 飯島愛の死が報じられたとき、俺の同世代・同性の友人たちは、芸能人の訃報にしては珍しく、極めて素直かつ穏やかに冥福を祈りました。彼女の当初の芸歴の特殊性から来るもので、世代あるいは性が違うとほとんど同感してもらえないと思います。

 話は変りますが、ファーイースト・ガンセールスという銃砲店があり、良い銃(実銃)を廉価で販売しています。(余談ですが義理の兄貴もここで3丁ばかり購入しています。俺が薦めたわけでは無く。です)

 そこの初代オーナー築地氏は、故人ですが、生前サイトで精力的にコラム執筆を行っていました。
 銃器にまつわる事件が起きたら、ぜひレファレンスして欲しい知識の宝庫ですが、その中にこんな一篇があります。

 死すも一人なり

 築地氏ほどカッコよくはいきませんが、この一篇を読んだとき、なぜ俺が駄文を綴るのかの意味が少し分かりました。
 誰にも知られない石の塔を積まずにはいられないのです。

 香山リカさん:飯島愛さんの死から考える「ハッピーな孤独死」とは

 この、文筆を主とする精神科医は、惹句をあやつります。

 そりゃあ誰かに看取られるに越したことはないですが、そう上手く準備が出来ないから死なのだと俺は思います。
 看取られない悔悟は、むしろ生者のもので、生きているからこそ悔いることもできる。

 こういった題材を扱った本の「ハッピー」などというタイトルにつられる人は、なにがしか薄暗くなった心をかかえています。
 多くの場合彼女たち。ポジティブぶる痛々しさ。

 精神科医の仕事は、その病が自殺という死因の中でも群を抜く理不尽さの強い方法で命をかっさらう前こそが勝負で、死後のことなど葬儀屋と坊主に任せれば良いことだと俺は思います。
| 時事[社会] | 07:20 | comments(0) | - | pookmark |