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z-bufferその奥は深いのか。
2008.04.27 Sunday
Extreme Old Walker
出社するとき、自宅の近所でよく見かける老人がいます。
彼はいつも、同じ直線の路地を歩いておられます。 脳梗塞を患われたのでしょう。スコッチライトテープが螺旋に巻かれた杖を持ち、右半身は手も足も動かず、コンパスのように右足を支点にして左足だけで前進。 今度は杖に体重を預け右半身を引き摺りさらに前進します。 俺はといえば大抵昨夜の酒毒が抜けず、へなへなと歩いているだけなので、まったく頭がさがるものだと心中労いました。 このご老人、かれこれ6年、11時前後、俺が早めに(どこが)出社する時には、ほぼ必ず歩いておられます。 こないだまたお見かけして、あることに気づきました。 歩行速度も、作動可能箇所も6年前と何も変わっていない。 あれだけ日々練習したら、なんのスポーツにせよどれほど向上することか。 俺の親父どのも脳梗塞で死んだので、あの病気の過酷さを思い出し、それでも歩き続ける老人に敬意と、あらためて労いを覚えました。 人間はなぜスポーツをするのか、やがて遊びを超え、なぜ生死が賭かる極限で戦うのか? 哺乳類は爬虫類や魚類と違い、生体としてのピークの後等しく老化して死んで行きます。だから、生はただ送るのものではなく、その爆発的クライマックスを求めるのだと思いました。 無論それを実行に移せるのは選ばれた資質と強固な意志を持つものだけの特権です。 話は変わりますが、たとえば重量挙げの選手とマラソンの選手の間に、競うべき接点はほぼ存在しません。 「生の爆発的クライマックス」は絶対的なものではなく、相対的なものであることが判ります すると彼の日々の歩行は、6年間何も変化しない身体能力の極限、すなわち爆発的クライマックスををぶっ飛んでいる事になります。 そして「相対的」とは関係ないものも存在することに気づきました。 戦いを継続する強固な意志です。 「労い」などという言葉を思ったことを恥じました。 彼の歩く姿。 ロングストレートを疾駆する2台のF1マシン。トップギア、フル・スロットル。 コーナーが迫る。 スリップストリームを使うテイル・トゥ・ノーズからサイド・バイ・サイドへ。 空力が破綻し出血するように駆動系がトラクションを失う、タイヤの摩擦力が強烈な慣性に屈服する。 それら恐るべきリスクのすべてを賭けて勝負に出る。 その日、そういった戦いを目の当りにしたときのように息を詰め畏怖しながら、彼を追い越して歩いていきました。 2008.04.07 Monday
いやがらせ
最近はどうか知りませんが、「ボビー」という愛称をもつ英国の警察官は、銃を携帯せず、警棒だけで任務をはたすのが基本です。「警察」という組織ができた時、市民には新しい抑圧階級ではないかと危惧され、その運用方法が出来上がっていきました。 ロンドンを行く聖火は、中国本土からの護衛のダサいジャージに囲まれた上を、英国警官の反射テープ付きヒヨコ色ジャケット軍団にかこまれ、かなり台無しな感じです。 実際はどうか判りませんが、ニュースを見る限り単独+素手とか消火器とか、比較的ソフトなアタックのようです。 英国、いや民主主義国家の警官は「お前たちもお前たちの言うことも大嫌いだが、お前たちがそれを言う権利は命をかけて護る」でなければならないので、今回の場合聖火は死守せねばなりません。 まんいち消えでもしたら、中国は鬼の首を取ったように「世界」を罵るでしょう。 あろうことか、中国が「被害者」になってしまいます。 だからと言って何もせずに通すわけにも行きません。 次はフランス。さらに続々と世界をめぐります。 デモを画策する各国市民のみなさんは、物理的にはソフトでちょっとドキドキする微妙なアタックを心がけてほしい。消火器はバカバカしくて素晴らしかったですね。 一方迎えうつ警察をはじめとする治安関係者は、万一にも聖火を消さず、しかしアタッカーを押さえ込むときは素手で大勢で、帽子が飛んだりあおりを食ってコケたり「ご苦労様です」感が出るように。ロンドンは自転車パトロールチームがいい味を出してました。 ずっとこの調子で続けられれば、中国だけでなくIOCのメンツも潰れます。 でも俺は気の毒とは全く思いません。 世界的スポーツイベントは、巨大な利権を生むがゆえに、人が死ななくたってしょっちゅう揉めるものです。 オリンピックは一種の賭場を開くようなもので、胴元がテラの上がりをがっぽりいただきます。 しかし中国の場合、賭場に兄さん方が集まっている隙に、隣町で法外なカスリを集めているようなものです。 しかもそのプロセスで大勢の人死にを出してしまった。 ■ と、書いたところで別の長い動画を見つけ、さしかえました。 本当に、スコットランドヤードのお警官さん「ご苦労様」な感じでした。 パリ警視庁の活躍や如何に! 2008.04.06 Sunday
ジョンブル魂
話題が古いですが、BBCがかました今年のエイプリル・フールねた。
おお素晴らしいと観はじめると、登場するレポーターが、モンティ・パイソンのメンバー、テリー・ジョーンズでした。 爺さんになったけど元気そう。 シャボン玉ホリデーを擁した日本テレビでなく、 8時だよ全員集合を擁したTBSでなく、 おれたちひょうきん族を擁したフジテレビでなく、 BBCにしかできない大法螺。 そして上記の番組のスピリットが残っていれば、日本のテレビ局も比肩するものをたたきだせる筈の大法螺。 ただ羨ましく感じます。 ■ スタッフも若いですね。 ぜろさん、こいつも例の「才能の建設的無駄遣い」にあたりますかね? 2008.04.01 Tuesday
符合
FIA会長、マックス・モズレーが破廉恥かつ不道徳なお楽しみをやらかしたと、英国のタブロイド紙がすっぱ抜きました。
FIAは頑として沈黙、モズレーは当然、法的な反撃を準備しています。 モズレーは、次期のFIA会長も続投するつもりらしいのですが、その辺のパワーゲームもあるのかもしれません。 F1は、わりと事態収拾能力が高いので、あまり心配ではありません。 ナチの格好をして背徳的な・・・と言えば、シャーロット・ランプリング、ダーク・ボガート主演の‘愛の嵐’です。 封切時は小学生だったので、小屋にかかったポスターの、ナチの制帽をかぶったシャーロット・ランプリングの裸体に感銘、というか鼻血が出るような思いをし(肝心なところがサスペンダーで隠れていてなんとも)、長じて学生になると、モテるための教養として観ました。得意のヨーロッパ戦史を絡めて知ったかぶりをしようという目論見でしたが、重くせつない映画でした。 原題は‘Night porter’夜番のベルボーイ。ナチであった過去を隠す彼をダーク・ボガートが演じます。役名が「マックス」。 4月1日? 愛の嵐-無修正ノーカット完全版- ・・・隠れてなかったんだ。 |