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その奥は深いのか。
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地獄へ道連れ
 金は墓場へ持っていけませんが、都合の悪いものは地獄へ送ることができます。
 松岡大臣の心中に限れば、自殺を選択する精神状態へ追いやられたことは想像できます。しかし。

 おおむね1億円の金が絡めば、誰かが命を落とすというのが最近の、いや、「マルサ女2」を観れば四半世紀前、「仁義なき戦い」を観れば半世紀前からの日本の倣いです。
 そんなふざけたことを言わなくても、疑獄には死人が付き物です。

 今の状況では、松岡大臣の死も、そういった「付き物」と思えます。

 阿倍首相が「美しい国」を標榜しても、昔ながらの「闇のシステム」が機能し続け、21世紀になっても変わらないどころかこの「システム」は強力に作動している。

 悪とは、闇に葬る力の事を言うのだと知りました。

 阿倍晋三総理は「慙愧に堪えない」と言いました。
 慙愧。恥は誰に対してのものでしょうか。
| 時事[社会] | 21:57 | comments(0) | - | pookmark |
諦念
 倒れた警官を中継し続けるTVの映像は、まるで「ブラックホーク・ダウン」のようで、ひとつ違うのは、警官を助けるために降下することはなく、いつまでも禿鷹として眺めるだけ。

 SATの隊員が斃れると、武装強襲のプロが、なぜ頭のテンパったキチガイのヤクザ崩れにやられたかを追うのではなく、妻子や、未だ還らぬ遺体を待つ、父上への無神経な取材に集中し、美談仕立てにしてしまいました。

 各国治安組織の、武装強襲チームは「人質の安全を確保」=「犯人の無力化」を実現するために、その殺しのスキルを磨き上げます。
 ゆえに報復の懸念は常にあり、彼らは顔を隠し身元も明かされません。当然、家族も秘匿されます。

 SATは、武装強襲チームではあるが、対テロの事は考えていない。また、犯罪組織としても、治安組織に対して報復を行ってくるクラスのシンジケートには対応しない。
 普通のヤクザはお巡りと撃ちあいをすることは無いので、頭のテンパったキチガイのヤクザ崩れと戦う。いや、なだめる。

 そんな。あえて「そんな」任務のために、市民の盾となるべく、独身者が望ましいとされる危険な部署を、妻子がありながらも志願した優秀な若い警官を死なせるのですか。

 そして、頭のテンパったキチガイのヤクザ崩れ以上の奴らは、誰が制圧してくれるのですか。 

 我々は、安からぬ税金を納めながら、生命もプライバシーも保全されず、あまつさえ納税者の財産である公務員を殺され、金では得られない彼の「資質」も永久に失ったのです。

 これほどの犠牲を払い、頭のテンパったキチガイのヤクザ崩れを救った「人道」警察を持つ国家が、未だ死刑を廃止していないとは。(『人道』と「未だ」は俺の主観ではなく客観として)
 まったく悪趣味なブラックジョークです。
| 時事[社会] | 21:25 | comments(2) | - | pookmark |
ジェラシー
 十数年前パリを訪れたとき、蚤の市の向こうに見える線路に、しずしずと入ってきたTGVの姿は忘れられません。それは、本当に未来から現れたようでした。

 極東の技術立国から来たおのぼりさんを嘲笑うかのような、インダストリアル・デザインの極致。その場で比べられた訳ではないのに、日本の新幹線がとてもどん臭く、恥ずかしく思いました。

 そしてエッフェル塔。実物を見るまでは、「根性」って書いてあるお土産を買わなきゃ。と、バカにしていましたが、実物を見上げると、彫刻と言っても過言ではないフォルム。鉄骨と、でかい丸頭鋲が作る文様の美しさに圧倒されました。

 この美しい「国策」写真。ここに写っている以上のものをわが国は開発することができますが、この絵を造りだすことは容易ではありません。

 近所の剽窃を旨とする国をあげつらうことに血道を上げて、上を見ることを忘れてはならないと思いました。
| 時事[国際] | 04:06 | comments(0) | - | pookmark |
千金
 ひさしぶりに、テレビの前で声をあげました。

 スペインGP終盤。
 琢磨の前を走るフィジケラが、5秒以下という恐るべき早さのピットインを終え、コースへ戻ってくる。フィジコも琢磨も、カメラからは正面を向いていてリードが判らない。
 一瞬早く、琢磨のマシンが横を向く「(ドアを)閉めろ!」

 グランプリ参戦2年目のスーパーアグリF1へ、琢磨が千金の1ポイントをもぎ取ってきました。

 琢磨は1987年の、レギュラーとして初の日本GPに来ていて、そのとき彼はF1を志向したそうです。バカな話ですが、あの曇った空の下に俺もいて、生まれて初めてスポーツは素晴らしいと思いました。俺は怠惰に20年を過ごしましたが、彼はまっしぐらに駆け上った。

 俺は彼にぜひ日本のワークスや準ワークスではない、国外の厳しいプライベーターで走ってほしいと思っていました。

 しかし、スーパーアグリF1のスペインでの戦いを見て、このチームがウィリアムズのような強豪プライベーターになる。ことも有りだと思いました。
 気が早いことは承知で、俺はそう思うことにします。
| Motor Sports | 18:43 | comments(0) | - | pookmark |
シモネタ王道楽土
 断るまでもないことですが、俺はシモネタが好きです。お笑い番組のオンエア中に、誰かビロウにもリアル屁とかぶっ放そうものなら、涙を流して笑い転げます。

 関西のアニキ、中島らもの作品を映画化した「寝ずの番」は、片パイも出ないのにR15指定を喰らった、強力な関西シモネタ映画です。

 映画は、俳優、津川雅彦の初監督作品です。ちょっと、ソツがなさすぎな感じがしますが。それは俺の記憶の中で、伊丹j十三作品の津川雅彦が、あまりに鮮烈で強烈だったからでしょう。

 中島らもはそのエッセイで「関西は油断している」と表現しました。この作品のゆっくりしたリズムも、すっと「まあいいか」となる。これが「油断」の所以でしょうか。

 圧巻はシモネタ唄合戦。「○○○」「○○○」と威張るな「○○○」、「○○○」「×××」の爪楊枝♪〜
 返して
 「×××」「×××」と威張るな「×××」、「×××」「○○○」の植木鉢♪〜という調子で延々と続きます。あーくだらない。コピペ楽しー。

 全体を、泣き笑いな死のトーンが覆っています。俺もくたばったら、こんな騒ぎで送られたいと思います。
 
寝ずの番
寝ずの番
中井貴一

 大学の映画研究部にいたとき、「未亡人下宿」の巨匠、山本晋也監督と懇談する機会がありました。
 監督はエイゼンシュテインの基礎的なモンタージュ理論を、お姉ちゃんをどう撮るかで説明し、また、英訳詞つきの猥歌を教えてくださいました。
 「ゆうべ父ちゃんと寝たときに」で始まるもので、ポピュラーな歌らしいですが、破壊力抜群です。特に英訳詞パートのしょうもなさときたら・・。
| 魂の映像 | 22:34 | comments(0) | - | pookmark |