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その奥は深いのか。
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星の葬列
 作家吉村昭氏は、死にあたっての決着をご自分でつけたそうです。

 共同通信の記事は「壮絶」という言葉を使うデリカシィの無さ、読売新聞の記事は他のひと、とくに漫画家の死を(言わずもがなですが漫画家を軽んじているわけではありません)引用するという品の無さにうんざりしたのでリンクは張りません。

 氏が逝かれたあと「羆嵐」を読みました。

 「ゴジラ」のような怪獣ストーリィであり、
 「ジョーズ」のような動物冒険スリラーであり、
 「七人の侍」のような武装者と群衆のストーリィであり、
 「極大射程」のようなライフルマン・ストーリィであり、
 「なめとこ山の熊」そのもののような哀しい物語でもある、
 冷徹なドキュメンタリィ。

 もう、新作は読めないけれど、俺は生きている限り、氏の作品を二読三読しつづけるでしょう。

 何かに抗う、勇気を思い出すために。


羆嵐
羆嵐
吉村 昭
| 魂の読書 | 04:21 | comments(0) | - | pookmark |
持っていきどころ
 謎の(おっつけ謎は外れますが)切腹放火犯の手によって衆議院議員加藤紘一氏の実家が全焼しました。

 8月15日という事もあり、報道はともかくブログ等の論調は、語弊を承知で言えば「因果応報」みたいな感じです。

 しかし、日本は民主主義国家ですから、何かを言ったりする権利は保障されています。何かを言ったりする事によってその人に危害が及ぶ事は許されません。

 これは頭のタガが右に外れた爺がトチ狂ってハラキリ・放火カミカゼに及んだだけで、予測が容易で、しかも幼稚なテロとして阻止されて然るべきもので、警察の失態でしかありません。
 選挙で選ばれた国会議員に対して、こんな凶行を許すとは、民主主義国家の恥だと思います。右も左もヘッタクレもありません。

 赤ん坊を欺瞞の道具とし、爆発物を詰めた哺乳瓶を武器とする、鬼畜もおののく計画が、スコットランドヤード(+英国各種治安/諜報機関)によって阻止された旅客機爆破テロ。
 もしこれが、ヒースローではなく成田で起きていたら、と暗澹たる想像をめぐらせてしまいます。

| 時事[社会] | 02:04 | comments(0) | - | pookmark |