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z-bufferその奥は深いのか。
2006.05.29 Monday
鬼のパンツは良いパンツ
最近、確かに右側に頭のタガが外れかけた奴は多いです。左陣営の人たちの危惧は当然でしょう。
だもんで日の丸を掲げるの掲げないのの論争も、極東の某国のネット住人(ネ○ズンという名詞は嫌いです)も巻き込んで中々激しくなっています。 「君が代」の替え歌が流行っているそうです。 転載上等な様子なので、コピペします。 き み が あ よ お わ kiss me, girl, and your old one ち よ に い い や ち よ に a tip you need, it is years till you're near this さ ざ で い し の sound of the dead "will she know し わ お と な り て she wants all to not really take こ け の む う す う ま あ で cold caves know moon is with whom mad and dead" 君が代を嫌々歌うためのものだそうです。 まあ、ニュースにするほどのものか?とも思います。 君が代は、大日本帝国の記憶と、「君=天皇」が、左陣営の気に触っている訳ですが、国家なんてものが必要になったのはデモクラシーとコミュニズムの為です。 戦争が領主と騎士のものから、市民を募集ないしは徴兵して、国を挙げて戦争をするようになったから国歌が必要になりました。 世界のほとんどの国が、独立と自由を得るために戦争を経験してきています。故に、国歌は「ぶっ殺した敵の血で側溝をあふれさせてやるぜ!」というバーバリックな歌詞を持つフランスの「ラ・マルセイェーズ」をはじめ、戦闘における勇猛と犠牲と勝利を歌っています。 戦争を云々して「君が代」をボイコットするなら、国歌そのものをボイコットするべきです。国歌の為に歌が必要という時点で、要は右がイヤだから左な感じにしたいだけにしか見えません。 この替え歌の歌詞も、替え歌というプロテストの方法を使った結果としては、なんというか、アイタタな感じがします。もっとふざけようよ。どうせなら。 君が代は「王様の世の中が1000年も8000年も続くといいな。小石が積もって岩になってコケまで生えちまうくらい。」なんていう、専制的ではあるがのんびりした、悠久を歌った歌詞で、国歌としては珍しいパターンで、俺はわりと好きです。 「戦争マニアの暴君が8000年も君臨したらどうすんだ!」というご指摘には、むしろワグナーの「ニーベルンゲンの指輪」みたいで、音楽としてはいっそう高尚なものになりそうです。(なりません) 2006.05.28 Sunday
桶屋が儲かる
俺はものの仕組みを知るのが好きです。
メカニカルなものでも、自然現象でも、「ここで一晩置くと出ていった旨味を肉が吸い取って」みたいな料理の話でも、どっかの戦争を終わらせないのは誰の儲けの為か?とか。 だからロハ○とか言ってるひとの話を聞くと、その科学的な脇の甘さに、もおツッコみたくてたまらなくなります。 もちろんロハ○は、表向きの科学性ではなく、商業・流通用語なのでツッコんだりしません。大人だし。 俺は炭酸飲料が好きですが、一番好きなのは文字通りの炭酸水です。クラブソーダの類いを買っていましたが、最近ヨーロッパの炭酸入りミネラルウォーターを売っているのを見つけ、注文して鯨飲していますが、これを俺が飲むまでのプロセスを考えてみました。 銘柄はイタリアのサンペルグリノ。当然、天然の鉱泉水で、炭酸も石灰岩地質に由来する、涌いた時からガス入りのミネラルウォーターです。こいつがフィレンツェでボトリングされ、トラックで港へ。そこからコンテナ船に積まれ、地中海を南下、スエズ運河を通り、インド洋を通り、難所マラッカ海峡を突破し南シナ海、そして太平洋へ入り、程なく日本へ。輸入元情報を見ると神戸港ですね。陸揚げ。通関するまでここの保税倉庫へ。そして輸入元倉庫へ。 通販屋は和歌山にあるので、神戸から和歌山へ配送。俺が注文してその分が運送会社にピックアップされ支店へ。 そこから多分名古屋のデポへ集荷。大型トラックに積み替えて東名をぶっ飛ばして東京のデポへ。そこからまた各支店、配達。 配送代無料になる2ケースを注文していますから、狭い自室がコンビニのバックヤードみたいになります。 宿酔いにもさわやかでオサレなイタリアの水ですが、上記のプロセスを考えると、ものすげえ量のディーゼル燃料を飲んでいる事になります。 また、ユーラシア大陸の西の涯てからはるばる東の涯ての、そのまた先の島国まで、伝統ある鉱泉水を取り寄せる。と考えると、どこのおとぎ話の王様かとも思います。 で、とりあえず俺は考えて結果が出たので良しとします。またひとつ、ネイチャーインパクトの強い生活習慣があることを自覚しました。 で、ロハ○なんてぬかす、もとい発言される方がいらっしゃれば、ひとしきり歓談したあとサンペルグリノのひと瓶を勧めましょう。いやべつに何かしようってわけではありませんが。 2006.05.14 Sunday
三番目の封筒
映画化、テレビドラマ化、ラジオドラマ化、劇画化。全部見た。
原作を読んだのは数年後で、中学生だった。 再映画化の話を聞くと、無性に読み直したくなった。「富豪刑事」の時と同じ。 「日本沈没」小松左京著 まあカッパノベルス2巻、字ばっかりで気後れした小学生が、中学生になって読めたからと言って、ろくな理解もしていない。 読み直した本作は、鳥肌が立ちっぱなしだった。 衛星高度の視点から、地下の不気味な蠢動まで。震災で一瞬に数万人を死なせ、かと思えば名もない市井のひとりを丹念にトレースする。 凄まじいスケール移動を、微塵も破綻させず繋いでいく。 これが小説の力。これがSFの力。 小松左京だけが持つ、その広大なスペクトル域を駆使して紡ぎ出された物語は、日本への愛。 「Patriotism」ではなく「Love」。 三番目の封筒のシークエンスで、ちょっと泣いた。 日本沈没〈上〉 日本沈没〈下〉 小松 左京 |