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z-bufferその奥は深いのか。
2006.02.22 Wednesday
言いがかり
M-Vロケット フライト08の上昇に伴うブラストが「地震雲」に見えたそうです。
「地震雲」と判断して、気象庁にタレ込もとい通報するくらい自然科学に見識があるなら、自国のロケット発射の予定時間と方角くらい把握していてもバチは当たらんと思いますが。 2006.02.20 Monday
真・風太絶倫
ホットショットというか、ブルズアイというか、必中というか、乾坤一擲というか、半数必中界というか、ビンゴというか、彼は一発で決めたようです。
「風太、春にもパパに?」とにかく、俺は正しかった。 交尾です。交尾。交椄ともいいます。九州大陸では往年の人気レスラーのファーストネームです。 上記、朝日新聞は18日の記事ですが、スポニチは11日に報道しています。 「20頭以上出産させた実績のある長野県の茶臼山〜」 いきなり茶臼です。お見事。 2006.02.18 Saturday
さいはて
安全のための、集団登園中に起きた幼稚園児の殺害。
安全のため、当番制で引率する母親が、自らの娘の前で、娘の同級生を殺しました。 だれでも死ねば悲しい。子供ならなおさら。子らに落度があったとしても痛ましさは変わりません。 まして何の理由も無く、一方的に命を奪われれば、親はいうまでもなく、知己であるなしに関わらず、ひとは感情を顕わにするしかないでしょう。 その解りきった反応を追跡し、死んだ子の思い出を渉猟して、悲しい何分かを作っても、それは報道ではありません。 にもかかわらず、それは続いています。殺人者が、サイコ野郎から少年少女、そして実の親へと変化していっても。 「かわいそう」という言葉だけを発するように。まるで洗脳するかのように。 いつの間にか、現実の犯罪はフィクションを凌駕していました。ずいぶん前からそれは判っていたはずなのに。 1971年、少年マガジンが、SF作家と漫画家にタッグを組ませ、SF短編漫画のアンソロジーを作るという企画を行いました。マンガは原作つきと、漫画家オリジナルの二本立てでした。たしか読者投票があったと思いますが定かではありません。 参加した漫画家の1人、永井豪はオリジナル作品に「ススムちゃん大ショック」を発表します。 ある日突然、親が子供を不要と認識するというストーリィ。ここまで書けばネタバレで申し訳ないのですが、当時もさることながら、今思い出してもこの作品ほど恐ろしく、また後味の悪いものは読んだ事がありません。 今回の事件で、地域コミュニティがパトロール体制を強化したり、事件の起きた幼稚園の園長が「謝罪」し、「再発防止を誓い」ましたが、もはや、これ等はギャグと化していました。 語弊は承知です。不謹慎も承知です。上記の対処は行うべきものです。しかしそれがなんの役に立つのか、今後、何をもって抑止力とするのでしょうか? 考えるべきはそこです。異常な殺人事件は多く、次々と忘れられて行きます。 宮崎勤のように、17年間もの時間を費やした結審の場で、改心どころか、その異常な性癖の謎も解けず、殺す以外の対処が無いという、人間の科学の完全な敗北。 それがずっと続いています。 永井豪の作品を出してきたのは、「ススムちゃん〜」だけではない、永井豪の漫画家としての直感の鋭さからです。先ほどフィクションが事実に凌駕されると書きましたが、フィクションが未来を洞察することも頻繁に起こることです。 今回の事件で感じる、絶望にちかい何か。35年前に、その何かを描いた漫画家がいたのです。 現場に山積みになる花束。テレビ局の金で集められる、殺された子供が、生前学校で作った文章や作品。 そんなものに涙腺を緩ませられて、考える事を止めるべきではありません。 2006.02.16 Thursday
セキュアなコンテンツ
免許更新教習のビデオに、エロ画像が残っていました。
受講者はどよめいたそうです。「おおおおお。」 書いている端から脱力ですが。 俺は20年前にビデオ・アートに挑み、今からしてみれば小山のようなビデオ機材をバイト、月賦、中古、親に泣き落とし等を駆使して入手しました。 カメラとビデオデッキはセパレートで、カメラは現在のベーカムのように肩に担ぎます。デッキは馬鹿でかい鉛バッテリーで駆動し、たしか20分。とらやの太棹羊羹を思い浮かべていただけると、そのボリュゥムがわかります。 志はあくまでもナムジュン・パイクやビル・ヴィオラのようなビデオ・アートでしたが、当時まだ高価だったビデオ機材は、べつな能力を持っていました。 まあ男子の方ならお解かりでしょう。エロを呼ぶ力がありました。 なんか、友達の友達の知り合い。みたいな奴がどこからともなく現れて、「このビデオば見しちゃってんやい(博多弁デタラメ)」と、すでにダビングを繰り返され、もはや動くスーラの点描画になってしまったエロビデオが集まりました。 むろん、その素材もダビングして自分用を作らなければなりません(作らなくて良いんですが)。そのとき、重さで肩がちぎれそうと言えど、可搬式の俺のデッキは、友人の所へ言ってダビングするときに便利でした。 こうして秘蔵ライブラリィは充実していきましたが、件の講習ビデオをダビングしてしまった職員の方は、危機管理意識が薄すぎです。 もはや失うものも無い我々おっさんは、必要とあらば「エロ01」とか平気でラベルに書けますが、やはりなにかカモフラージュしたいのが男心で、ラベルに野球とか(映画「トレインスポッティング」ではサッカーでしたね)それこそ講習用とか、見たくなくなるタイトルをつけて墓穴を掘ります。 これも、もはや不必要な知識ですが、VHSのデッキは、機種によって録画が開始されるタイミングに数秒のズレがあります。エロを晒し全国紙に載ってしまった職員の方は、自宅と職場の違う機材という事に不幸がありました。 もともと、モーターでテープを回転させるビデオデッキは、1分やそこらは無録画部分を作り、回転が安定した所で録画を開始するのがベターです。 しかし、この手のコンテンツの入ったビデオテープは、カモフラージュというより、自分以外人が視聴できないようにする必要があります。 VHSの場合、リールを固定してしまうために××に×ミリの穴をあけ×××を×××してしまうか、デッキがテープの×××を認識するための××を×××して無効にしてしまう方法があります。 見たいときは前者は×××を抜き取り、後者の場合は×××を×××してしまえば再生できます。 これ等の方法はロックを解かない限り、ビデオデッキは破損したテープと認識するので、吐き出されてしまいます。「このテープは壊れているから捨てよう。デッキが故障してもつまらないし。」とセキュアです。 秘蔵の「エロ01」は惜しいですが、恥をかくよりは。 とはいえ、俺の機材はあくまでもビデオ・アートのためにありました。 ほんとです。 2006.02.15 Wednesday
持ったも同然
ノギスといえばミツトヨ製に限ります。俺は少しばかり工具道楽者ですが、前に、仕事で秋葉原の工具屋に行き、撮影用のブランド工具を買い漁り、勢いで、「ノギス見せてください」と言ったらミツトヨの奴を出され、店の親父は「いや、これ以外ありえないですよ。お客さんが持つのは。」と、選ばせてもらえませんでした。
ノギスは物体を挟んで計測する機器ですが、そのとき手に入れたオーソドックスな手動、目盛り読みタイプでも、他社の2倍以上の値段だったと思います。 むろん、俺なんかが使うには豚や猫がなんとやらで、完全なオーバースペックです。しかし、金属同士がスライドするというシンプルな構造でありながら、あり得ないほどしっとりと滑らかな動きは、測るもんがなくても、手にとっていじくる価値はあります。 そのミツトヨが精密測定機器を不正輸出した疑いで、ガサ入れを喰らいました。 昔、東芝が3次元CNC(多軸旋盤)をソビエト(ロシア)に輸出し、高性能の潜水艦用のスクリューを製造した事から、日・米海軍が苦労して集めたソビエトの原潜データがダメになったという事件がありました。 その頃から、ほんの最近まで、日本の工業界は、軍事転用が可能な高性能機器を作りまくっているから、気をつけていただかないと困る!と思っていました。 先日のヤマハのラジコンヘリも同様です。 お手元にソニーのPS2の元箱があったら、「北朝鮮とかに持ち込んではいけません(うろ覚え)」の注意書きを見ることができます。 PS2のエンジンをもってすれば、ミサイルがよく命中るようになるそうです。知らないよそんなの。 現在、イランが他国の干渉を振り切って独自の核開発を始めました。 我々はいちおう、「止めなよ」と言いますが、安全保障上の理由となれば、制止の声もあまり聞いてもらえません。アメリカとフランスが止めろと言っても、「お前らも持ってるじゃないか。」と言い返しているわけで、これは特に、日本以外の国際社会では完全な正論です。 日本は、唯一の核攻撃を受けた国として、核兵器の惨禍を世界に発信し、安全保障に貢献するというミッションがあります。 兵器としての核を廃絶するため、今こそエバンジェリストとしてイランに働きかけを行うべきなのですが、現在の日本は、それをやっても何も聞いてもらえないでしょう。 日本は、核攻撃を受けたから、何より核兵器とその非人道性を憎む。という総意はあります。 しかし、国際社会は、「核攻撃で非道い目にあったから、2度と攻撃させないために、ありとあらゆる防衛手段をとる。」と理解しています。 世界有数のプルトニウム備蓄量、多くの原子力発電所。世界最大の固体燃料ロケット。そしてインチキをしてまで手に入れたいと思わせる各種精密機器。そして高学歴の工業系エンジニアの数。 イランや、たとえばパキスタンからしてみれば、日本は核武装しているも同然の国なのです。 それでも、被爆国日本にしか発信できない働きかけがあるはずで、原水禁のような「核」と名が付けば何でも反対とか、あるいは「世界のミツトヨ」にみすみすスネに傷をつけてしまう、核にかかわるクラスの工業製品を扱う企業の、乏しい国際認識、とか、もう、そんな時代じゃあないだろうと思います。 |