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z-bufferその奥は深いのか。
2005.05.27 Friday
突っ返せ
「いずれは滅びるものです。あるていど社会システムが充実し、余剰のリソースがあってこそ成り立つ世界です。エネルギーは他の必須な部分に廻しましょう。生産、知的活動、スポーツ、奉仕活動に邁進しましょう。
悪癖をもつ哀れな人間は、矯正し、健全な社会人に更生させましょう。彼らの幸せのために。」 大きなお世話です。嗜好品には中毒性があり、度を超すと当然健康を損ねます。未成年に渡せないのは、自律した大人でないと、周囲の迷惑を鑑みない。まあ、場を読む事が出来ない奴には楽しめないということです。 そのために、嗜好品は文化的側面をもちます。それが判らない限り、嗜むということにはなりません。 はじめて聞きましたが、禁煙を推進する市民団体「タバコ問題首都圏協議会」が、大相撲の全面禁煙に踏み切った日本相撲協会に対して、「卒煙」の表彰状を送った所、突っ返されたそうです。 なぜか?失礼極まりないからです。「卒煙」がすでにダメです。嗜好品は卒業するものではありません。止めるか続けるかだけです。個人の意志をアカの他人に評価採点されたくありません。 「もっと太っ腹と思ったのに…」職業差別発言でしょう。200キロの巨漢がぶつかり合い、数秒で勝負が決まる相撲は、簡単に見た目で「太っ腹」と決めつけられない、繊細で凄まじい集中力を必要とする競技です。 この、人の立場に慮る事の無い無神経さが不快で、俺は彼らを敵対視しています。何度も言いますが、彼ら、いや奴らが気に食わない故に、俺は喫煙を始めました。奴らは弱者の顔をしたファシストです。「タバコ問題首都圏協議会」が自らのサイトで言っている事は、要約すれば冒頭の一文になります。まるで「1984」です。 このサイトには、外国のタバコのパッケージの警告表現も例示されていますが、エグいけどデザインされています。日本の様に気合いの入っていない活版刷りみたいなショボイもんではありません。でも、困りません。パッケージがダメだったら、シガレットケースがあります。銀のダンヒルとか。紙巻きをやめて煙管にすると、友禅の煙草入れと根付けに凝るとか、嗜好品は文化ですから楽しみ方は多様です。 多様ですから、喫煙者にとって、このサイトに掲載されている「無煙生活便利帳」のページは役立ちますし「禁煙レストラン&カフェガイド」は役立つので早速購入しようと思いましたがアマゾンに飛ばしてくれ。今時。奴らのリテラシーのベクトルが歪んでるから仕様がありませんが。 より楽しい喫煙を楽しみたいから、煙たがりの同伴者の前では吸いませんし、禁煙の店があれば助かります。 俺は中道穏健派ですから、最近のエントリの様に、あまり「ファシスト」を連発するのもアレですので、奴らの事を「1984」と勝手に呼ぶ事にします。 空気のおいしい禁煙レストラン&カフェガイド―エリア別 東京・横浜・鎌倉などの完全禁煙・分煙の232店 分煙社会をめざす会レストランプロジェクト, 森川 起代巳 2005.05.27 Friday
ペガサスとフレディとF1と [5]
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現代のF1マシンのボディは、カーボンコンポジットのモノコックです。タイヤバリアへのクラッシュや、マシン同士のちょっとした接触から空力が破綻し、マシンが宙を舞いコースに叩き付けられても、生死どころか、怪我もしない事が殆どです。 どんなに理不尽なクラッシュであっても、駆け寄るコースマーシャルにサムアップで無事を伝え、ステアリングを外し、それを丁寧に置き、静かにマシンを降りるレーサーの姿は、残念なものですが、渋いです。 第一期ホンダが活躍した60年代、「赤いペガサス」に描かれた70年代、F1だけでなく、モータースポーツ全体で、何人ものレーサーがコースに生命を散らしました。哀しく、残念な事ですが、その気持ちが彼らを伝説にしていきました。また、燃え上がるマシンから生還し、再びチャンピオンの座を獲得したニキ・ラウダの傷ついた姿は、レースがいかに獰猛にレーサーを消費してしまうかを語ります。でも、過去の話だと思っていました。 1989年サンマリノGP・イモラサーキット。フェラーリを駆る、陽気で、バカ速いオーストリア人ドライバー、ゲルハルト・ベルガーは、タンブレロ・コーナーでクラッシュ。 「あーやっちゃった。」テレビの前は呑気でした。しかしマシンが発火。炎に包まれました。 かつて、その炎の一つ一つに、レーサーの命と未来が焼かれている事も考えず、「衝撃映像」の野次馬として見ていたシーンと同じ様に、フェラーリが燃えている。 死んでしまう。レースなのに、スポーツなのに、死んでしまう。 レスキューの素晴らしい働きによって、ベルガーは救出されました。手に火傷を負ったが、生命には異常なし。レーサーとしても。 正確な数字は忘れてしまいましたが、あるベテランジャーナリストは、プレスルームのモニタを見ながら、マシンが発火してからの秒数を計って「大丈夫だ」と呟いたそうです。耐火繊維ノーメックスが発火する限界時間。 心臓を掴まれる様な思いをしましたが、無事だったので、事故の恐怖は残りませんでした。 あと数秒遅れたら救からなかったのに、今のF1はやはり安全と思ってしまいました。 ここからの4年間、レースの記憶が薄れています。惰性で見ていたのかもしれません。しかし、思い当たる事はあります。日本はバブルから醒め、第二期ホンダも撤退。ルノーエンジンを搭載したウィリアムズが台頭し、後に皇帝という二ツ名を持つ事になるミハエル・シューマッハがずば抜けた速さを見せ始めました。 ホンダを失ったマクラーレンは、ランボルギーニを載んでみたり、結局カスタマー仕様のフォードで1993年のグランプリを戦う事になります。 この年の第15戦鈴鹿に、観戦に行きました。フリー走行で、セナのマクラーレンがコースアウトしました。S字のあたり。グラベルに降り、ヘルメットを脱ぎ、バラクラーバを外し、彼はコース脇をを逆回りに歩き始めました。俺は2コーナースタンドに居たのですが、セナは、ふとスタンドを見上げ、彼が近づいてくるのでパニックを起こしている観客に、笑顔で手を振ったのです。 なんであんなに熱狂出来たのか? 今でも不思議に思いますが、女子はもちろん、野郎どもも立ち上がって、スタンドは総立ちで一心に手を振り返しました。もう両手です。 最強のホンダエンジンを失い、明るい顔を見る事が少なくなった年でした。でもそのとき彼は笑っていた。彼が笑っている事が嬉しかった。 嬉しかった。 (続) 2005.05.26 Thursday
風太絶倫
■立つだけでギャラ2時間3000円!
■いますか?立ちますか?遠足シーズン ■じいちゃん「わしも立てるぞ」 ■今度は一家3匹で立つ ■立つのは不思議じゃない!! ■一家で起立 ■立ち上手 絶倫番長降臨です。 俺はバカの天国よりオゲレツの地獄を選びます。 Special Thanks: [ceek.jp news] Supreme News Search Site. 2005.05.25 Wednesday
さらばパワースーツ
「あっスカイライン2000GTB」
「アーガイルの靴下に黒のウィングチップ」 「キャメルのブレザー、三ツボタン上二つ掛けといえば」 「矢作さんじゃあないですか」 「なんてカッコしてんだよ。シャネルズの真似か?」 漫画:大友克洋・原作:矢作俊彦のコンビになる傑作「気分はもう戦争」で、頻繁に出てくる作者たち自身の場面で、昼間っから、何故か白いディナージャケットを着た大友克洋の前に、アイビーでキメまくった矢作俊彦が登場するシーンです。 俺の年代からすると、アイビーは過去のものでしたが、雑誌「POPEYE」やメンクラこと「MAN'S CLUB」を買って、そこそこハマりました。18歳まで親の買ってくる服を平気で着ていた俺は、19歳になってやっと自分で服を買う様になり、友人関係もあって、なし崩しにアイビーを着ていた時代がありました。 この時代は、何か嗜好の根を造る時代でもあると思いますが、アイビー自体へのこだわりは薄れていますが、靴はコバの張ったグッドイヤーウェルト式のタッセル、プレーントゥ、ウィングチップ、ナイロンのスケスケ靴下は厳禁、太いネクタイが嫌い、結び方は絶対プレーンノット、スーツはシングル、三ツボタン上二つかけ、もしくは中一つかけ。ジーンズではなくチノパン、サングラスはレイバン(最初はティアドロップでしたが「西武警察」とか言われるのでウェイファーラーにしました)あたりの「掟」が、体に染み込んでいて、今現在、ワードローブをGAPとユニクロが大勢を占める様になると、「現実に屈服」といった感じです。 石津健介氏が逝去されました。その経歴はカッコ良いに決まっていますが、ツィードが好きで、夏でもツィードを着ていたと、昔読んだ事があります。「暑いのは我慢するんだよ」。 戦前の話ですから、冷房などほとんど無い状態で、スタイルを貫くのはなかなか根性の要る事です。俺も学生の頃はシャツにアイロンをかけ、タッセルを磨き上げ、スーツを着る前の日はいったん袖を通して少しだけ形を柔らかくして(これも、石津氏の「仕立てたばかりのスーツは、レンガ塀にでも2、3発叩きつけて、少し崩れた位にして着るんだよ。」に影響されての事です)といった事を、ズボラでガサツなくせに、割とこまめにやっていました。 オフィスで、スーツを着込んだ男性社員と、ブラウスとかの女性社員が、エアコンの効き方に差があるのと、電力を節約という事で、政府が夏の軽装を提唱し始めました。「クール・ビズ」という名前がつきましたが、賭けても良いですが、3年もしたら「省エネルック」と同じ道をたどると思います。 わざわざ政府に「薄着にせい」と言われるのは何とも心外です。しかし真夏にブランケットを抱えて寒がっている女性社員もなんとかしてあげなくてはなりません。 一方仕事をする男の服は、スーツに限らず一種の制服、自分のドレスコードのもとに決められたものです。極端な事を言えば、「暑い寒い」が問題ではないのです。 昨日の細田官房長官のワイシャツ姿は、カッコの良い悪いではなく、何日も官邸に詰めっぱなしになるような緊急事態が起きたのかと思いました。 そして「デパートで1万円」のシャツ。一国の官房長官なのだから、仕立てを着て下さい。 ここで値段を訊く記者、庶民感情を慮ってか、吊るしをセレクトした官房長官、何がマズいか?スタイルが無いのです。 日本は夏、ほぼモンスーン気候になる暑い国です。しかし、明治大正昭和前半と、クーラーなど殆ど無いにも関わらず、スーツを着ていた。サマーウールで無理する人も居たし、リネンのスーツ、目の細かいパナマ帽。タイをするか、開衿シャツの襟をジャケットの上に出すか。オフィスで、ジャケットを脱いで、どこまで着崩すか、タイをどの辺りまで緩めるのか、外すのか、 何とも居心地の悪い、妙な軽装をでっち上げるよりも、待った無しで必要な事なのだから、エアコンの設定を然るべき温度にして、あとは個人が考えて対応するべきだと思います。 稀代の洒落者・石津氏逝去の日、日本国官房長官は吊るしのシャツで記者会見を行い、記者はそれが一万円だと報道する。 ちょっと、やるせないですね。 気分はもう戦争 矢作 俊彦, 大友 克洋 2005.05.25 Wednesday
ファシストのパンツ
「大英帝国が産み出した、最も偉大なものは何か?」
俺は迷わず「モンティ・パイソン」と答えます。 大英帝国の東スポ「The SUN」紙に拘留中のフセイン元大統領のパンツ姿が掲載されたということで。当然治安を担当する米軍が疑われています。 リークした奴はともかく、下世話とはいえ、危険なイラクで、そう簡単には手に入らないスクープをモノにする情報収集能力、というかコネを持つというのは、英国の中東でのキャリアの長さがモノを言ったのでしょうか? そして、世界に「パンツ」見られたので、捕虜のプライバシー保護を規定した「ジュネーブ条約」違反ということで、「The SUN」は100万ドルの賠償請求をされることになりました。 ちょっと不快な話を、揶揄しながら進めますが、独裁者の末路、ムッソリーニはピアノ線で家族もろとも宙吊りにされました。ヒトラーは自決のあとガソリンをかけて焼かれたらしいです。ルーマニアのチャウシェスク大統領は細君もろとも銃殺されたのは記憶に新しい所です。 いっぽう、スペインのフランコ将軍、ウガンダのアミン大統領、ちょっと違いますがポル・ポトのように、天寿を全うする独裁者も以外に居ます。カダフィ大佐も大丈夫でしょう。 しかし、この事件、「パンツ晒し」「ジュネーブ条約」という取り合わせが凄い。悪い冗談というか、悪い冗談です。その一方で、米兵は殺され続け。新生イラク治安部隊(軍、警察)は処刑され続けています。PMCのスペシャリスト達は、死んだらそれまで、のリスキイなビジネスを続けています。 そして日本人は、Saitoという傭兵の事をすっかり忘れています。 そんな中に、「パンツ見られたから100万ドル払え」です。 「笑撃兵器」とかの、モンティの軍もののスケッチ(コント)の様です。 おりしもBBCはストの真っ最中。BBCといえばあの名調子「Good evening . This is BBC News.」がバラエティに差し替えられたりしたそうです。 BBCはイラク戦時のWMD(大量破壊兵器)報道のウソで会長を始め何人かの重役のクビが飛び、民放チャンネル4からマーク・トンプソン氏が会長に就任、なんと4ヶ月におよぶBBCのトップ不在状態が解消されたのですが、今回のBBCの大ストライキの前に、こんな有様になってしまいました。(下のほうです) 何かの事象を真っ向から非難、糾弾、あるいは同情。のような、感情を持っていき易い方法で反応するだけでなく、「バカにする」というベクトルもあると思いました。「バカにする」ためには批評眼が必須で、冷静でなければなりません。最近の日中韓の報道は、すっかり冷静さを無くしています。 |