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z-bufferその奥は深いのか。
2004.12.26 Sunday
ラチとらいおん
ラチとらいおん マレーク・ベロニカ, とくなが やすもと 子供が、成長する為に手にせねばならないもの、 そして捨てなければならないもの。 弱虫な男の子が、ちいさなライオンと出会い、少しづつ強くなる。 ジュブナイルの典型的パターンのひとつ、 師たる親友によって成長する主人公、育まれる友情と訣別の話です。 ちいさなライオンが託す、思いが切ない。 成長の為に捨てたものたちは、それでも見守ってくれるのだろうか。 2004.12.25 Saturday
軍事オンチ
3たびモスルです。
あろうことか基地内での自爆テロを許し大量の死傷者を出し、すげえタイミングというか、自爆犯は「異教徒の祝祭日」を狙ったということで、ラムズフェルド国防長官のクリスマス電撃訪問とバッティング。祝日にお悔やみを言うハメに。 彼は2期目のブッシュ政権で生き残ったと思ったら、戦死者遺族への手紙の署名が手書きじゃなかったとか、兵士に「何か欲しいものは」と言ったら「武器をくれ」と米軍ではありえない返答が来たりとか、やたら風当たりが激しくなっていますが、今日、さらに追い打ちをかけるニュースが入ってきました。 パウエル国務長官の「遺言」です。 平たく言えば「兵隊が足りない。」 では兵員を増やせば、問題は解決するか? かつて、大日本帝国陸軍に否応無しに従軍させられ、独特のゲリラ的な荒々しい戦法を学び、悲惨な戦場を経験して、終わったと思ったら金日成率いる共産ゲリラ群との血みどろの陸戦を戦い、ベトナム戦争が始まったら米軍に組してゲリラ・スゥイーパーとして活躍した韓国陸軍は、ゲリラを狩らせたら世界最強と言われます。 ゲリラを駆逐する為に何が必要か?ランボーのような異様に強い兵士?緑深い山を一発でハゲ山にする広域破壊兵器?ゲリラの巣穴を直撃する精密誘導兵器?戦車? 必要なのは充分に訓練された精強な歩兵。数はゲリラの人員のだいたい10倍。潜伏エリアを囲み、細かく掃討して行く。ヘリ等の機動力があれば、逃げ道を用意してそこに追い込む。が、無理は禁物。正規軍歩兵部隊の継戦能力に、ゲリラが敵うことはない。 朝鮮戦争から軍人としてのキャリアをつんだ韓国陸軍の将軍の談話です。 ゲリラを地道に潰せば事を納める事ができる。潰すにたる員数を確保せよ。 「ヨソの国の軍隊がみんな出て行けばマトモになる。」とピース関係者はおっしゃられるかもしれませんが、ゲリラが政権を掌握した国に、誰が投資するでしょう?麻薬でも作るしかお金を儲ける方法はありません。また、「ゲリラしかいない」国は、お隣のイランにしてみれば「手を出さない手はない。」わけで、死人の数はあまり変わりません。 今米軍は深刻な兵員不足です。ブレアの前で増員を進言した事に意味があります。米英では兵員は全然足りず、いい加減に国連をちゃんと利用して、改めて世界に、新生イラクの為の派兵を募る必要があるのでしょう。「誰が悪い」かを決める事も大切でしょうが、果てしない人殺しを止める事こそが最重要でしょう。これが軍人上がりのパウエルの理論だと思います。このリアリストがホワイトハウスを去ります。 「パウエル長官は圧倒的な兵力で敵を抑え込む戦略の信奉者で」 毎日の記者が何のつもりでこんな事を書いたのかは解りませんが、およそ作戦を立案する軍人が、まずこの事を構想しない訳はありません。なかなか各国の事情でこの方法をとれる国は少なくなりますが、米国は実現出来る国です。「圧倒的」であればあるほど、まず味方の死者が減り、次に敵も死なずに済む可能性が増します。 大掛かりな会戦より、ハイテク兵器による「必殺の見えない一撃」がどうも好きそうなラムズフェルド国防長官に対する遠回しな批判とも思えます。 パウエルの引退は「マズいな」と思いましたが、たぶん当たるでしょう。 それから、以前、ラムズフェルドに兵員の増派を進言して不興を買った将軍はエリック・シンセキ大将の様です。 プロの進言を袖にし続ける、強権のシロウト、ラムズフェルドの「聞く耳」が蘇るか否か。 2004.12.23 Thursday
戦術的優位
モスルの米軍基地攻撃は、ロケット砲や迫撃砲ではなく、自爆攻撃に因るものだったようです。昨日のCNNニュースで「ベアリングの玉」という記述があったのを見落としていました。自爆攻撃用のチョッキには、RDX等のプラスチック爆薬と、殺傷力を増す為のボルト・ナット、古釘、ベアリングの玉等の鉄片が仕込まれます。迫撃砲は、砲弾の外装そのものが砕け散るので、丸い穴は空きません。ベアリングの玉が、人体に食い込むとどうなるかは、見事「画像を踏んで」しまい、よく解りました。確かに丸いです。勘弁して下さい。
ラムズフェルド国防長官は、苦渋の表情ですが、もう殆ど額にスダレがかかった感じです。 彼が押し進める、RMA(Revolution in Military Affairs)が目指す、敵に対し、「何処にいても」「好きな時に」「お前ら『だけ』を」「殺す」能力は、高度な電子情報収集/処理能力と、精密誘導兵器と、兵器のステルス化によって実現され、コストとリソースを消費しながら進歩を続けている訳ですが、今回は「敵地に味方のフリして入り込む」だけで、前述の条件を満たした攻撃が成功したことになります。 セキュリティの強化で防げますが、人手不足の中でのセキュリティ強化の負担と、「新生イラク人」スタッフとそうでない人間の選別が穴だらけになる事は必至で、また、新生イラクの兵士や警官に任ぜられた上で、ある日自爆チョッキを着て現れるという手もあります。 空港並みのチェックが必要になりますし、RDXやC4等のプラスチック爆薬は、可塑性が高いので、外からのチェックを逃れる事もあります。もちろん「爆薬探知機」も効果を発揮しますが、そう簡単に調達出来るものでも無さそうです。 今頃気づいたかと、自分でも恥ずかしくなりますが、完全に米軍は守勢を強いられていることがわかります。「治安回復」と言うレベルにはありません。かつてシュワルツコフが、そして今回のイラク戦で陸軍の参謀たちが、イラク全土を掌握するには兵員が少なすぎる。と懸念した事が現実のものになっています。 「アパッチ砦」がふと頭に浮かびました。 2004.12.22 Wednesday
根拠を明らかに
モスル米軍基地への攻撃、今は「ロケット弾らしい。」となっていますが、国内各紙は、毎度のイラク戦新兵器「迫撃弾」と呼びまくっていました。
写真からでは推測できませんが、AKライフルとともに、イラクやアフガニスタンの何処でも見かける携帯ロケット砲「RPG-7」は、対戦車(装甲)兵器で、人間のようなソフト・ターゲット相手にはベストとは言えず、しかも有視界での直接照準射撃が前提で、基地のバリケードを飛び越して真ん中の食堂を直撃させるのは、かなり難しいと思えます。本当にRPGなら、何十発ものロケットを雨アラレと打ち込む必要がありますし、そうなると事前の試射と、大掛かりな発射準備が必要になり、発見されやすくなります。また、サッパリ命中らない気もします。 この攻撃状況から引き出されるのは、迫撃砲の可能性です。迫撃砲は斜めの筒に、翼のついた砲弾を落とし込んで発射する大砲ですが、弾道を描きほぼ垂直に着弾するので威力が大きく、また、爆発して大量の破片を散らばらせるので、対人殺傷能力が高く、歩兵戦では重要な兵器です。そして、前述のとおりシンプルな兵器なので、廉価でもあります。 完全手動の兵器ですが、熟練した砲手は、大体毎分30発を発射します。また、撤収も楽なので、射撃した砲弾が空中にあるうちに、逃げてしまうことも容易です。 このモスルの米軍基地には、米陸軍のストライカー旅団が駐屯しています。 ストライカー旅団とは、冷戦の終了によって、強力な戦車同士が戦うような、機甲戦が今後すくなくなり、一方、ゲリラや、低強度紛争など、機甲機動力を持たない勢力との戦闘を前提とし、同時に、紛争時に起こりがちなジェノサイドのような行為を阻止するために、世界中の何処へでも、2日以内に展開する能力を持つ部隊です。 主力となるのは「ストライカー」と名づけられたスイス・モワーク社のピラーニャ装甲車をベースとした、8輪駆動の装輪(タイヤ)装甲車です。これに、ソビエト(ロシア)製の14.5mm重機関銃に耐える増加装甲と、偵察、兵員輸送、傷病者運搬、自走迫撃砲、対戦車ミサイル、対戦車砲などのバリエーションを持たせ、強力な機動兵力を形成します。 「装輪」がポイントで、キャタピラのついた戦車には真似のできない、舗装路なら時速100kmという俊敏さを武器にします。大戦車隊と一戦交えるわけにはいきませんが、強力な火力にものを言わせ、ソビエトの旧式戦車が数台出てきたぐらいなら、対応できます。(逃げ足の速さも含めて) お好きな方はお気づきと思いますが、いわゆる「ブラックホーク・ダウン」のような、強力な特殊部隊を送り込みながら、重火器と機動力の不足によって、作戦が失敗した反省から生まれたものでもあります。 紛争地で、武装勢力を一気に制圧・撃破して、国連PKFなどのオペレーションができる程度まで状態を安定させる。基本的には電撃戦用の部隊です。 この部隊を構想・戦力化したのは、日系人初の将星、エリック・シンセキ陸軍大将です。が、今後の世界情勢を見据えたストライカー旅団も、ラムズフェルド国防長官は気に入らず、一時は統合参謀本部長から国防長官、あるいは国務長官という、パウエルのような道を往くのでは、という見方もあったほどのシンセキ大将ですが、あっさり退役してしまいました。 ラムズフェルドには、ハイテク兵器信仰があり、そのせいで必要な兵員を少なくさせる傾向がみられ、「泥沼化」の一因ともされます。ゲリラは、非戦闘員に寄生する、奇襲攻撃のみを戦法とするする戦闘単位です。これに力を発揮するのは、おなじく奇襲を基本とする、強力だが継戦能力に乏しい特殊部隊ではなく、長期戦が可能な、非戦闘員に負担を強いることの無い自己完結能力を持つ一般的な歩兵部隊です。 逐次投入していったことにより、さしもの米陸軍も兵員が払底し、洲軍を使っての増員は、スキルの問題から戦力低下につながり、結果として、緊急展開軍であるはずのストライカー旅団が派遣されました。 もはや組織的な戦闘の存在しない、機動戦力のある敵などいないイラクへ。 そして強力な機動火力を発揮することなく、白昼の不意打ちを受けました。 * 今回の攻撃について、細田官房長官は、サマワの陸自に対して、防備を強化するとともに、「遠隔地なので(サマワは南部)影響は無い。」と言っていますが、この言葉には何の根拠もありません。 防備強化は必要ですが、ここにある「実戦用の防備」は、逆に言えば「兵器の破壊力は防備を打ち破る性能を有する」事です。 「親日的」も、今日フランスの記者が2人生還しましたが、中東においては旧宗主国のひとつであるフランス人が解放され、日本人の死者が現在まで5人にもなっていることを考えると、もはや安全因子にはなりません。 そして、今年になって宿営地防衛強化のため、迫撃砲弾を捉える対迫レーダーが設置されました。砲弾は捉えますが、何ができるかと言うと、自分たちに命中るかどうかと、敵が発射した位置です。 戦闘機や低速のミサイルはレーダーで捉えて「迎撃」が可能ですが、砲弾は捉えるだけです。撃たれたら逃げて、敵の発射位置に反撃の砲弾をお見舞いします。「復興支援」の陸自には、この場合の「反撃」は許されているのでしょうか?(許されても、迫撃砲は持ち込んでいませんが) また、過去8回の攻撃によって、迫撃砲の射撃諸元が出ている可能性があります。 「毎分30発」。胸苦しくなります。 2004.12.20 Monday
おポンチ野郎
何度も申し上げている通り、現代の民主主義国家における軍隊は、全て文民統制のもとに運用されており、「背広」が「撃て」と言うまでハナクソの一発すら勝手にハジく事はできません。我が国の自衛隊に於いても同様です。(何度も書かせるからだんだんお下品になってきますね。フン。)
イラク問題について、自衛官の講演を行おうとした筑波大学の企画が、「教職員組合」と「有志の教授」の横槍で、延期になりました。 「組合」と「有志の教授」が何を言おうと、我が国では何人たりともその権利を制限する権限を持ちません。議論が白熱してぶん殴りあいになったとしても、警官は止めに入って警棒でボカスカ殴ったりできますが、自衛官は、一切手を出してはいけません。まあ「人道的」に羽交い締めくらいするかもしれませんが、「背広」が「治安出動」を命令、指示として「徒手格闘を許可する」までないと、羽交い締めもできないかもしれません。 そういった、「民主主義の基本」を「無いもの」としてさも圧政を受けているかの様に騒ぐ彼らは何様のつもりでしょうか?中学校に戻って「公民」の授業を受け直して来て欲しいもんです。それともサ○ク教師が偏向した指導を行った? 「指導者」と呼ばれるまでに、そのくらいは知っといて欲しい物ですが。 この前の早稲田大学での佐藤一佐の講演中止は、「最高学府」のしかも「六大学」の教職にある人々が、民主主義国家の基本である「文民統制」の意味を知らない低レベルな奴である事がバレて、創立者の大隈重信公も天国でさぞガックリ来ておられる事と思います。 それも国家公務員として殉職したOBの追悼式典で、です。 今回の「延期」処置そのものは「騒ぐ為に参加する」奴を閉め出すという意味では順等ですが、奴らは「騒ぐ」事をちらつかせて今回の措置を引き出したわけで、これではヤクザと一緒です。(圧力団体という意味では○○クも○○ザも○○○会も一緒ですか) (1字しか使わないのに伏せ字が意味をなさないのが凄いですね。閑話休題) 「自衛隊のイラク派遣に反対する議論はできるのか」そのためにやるんでしょう。 「現職自衛官を大学に招くのはいかがか」自衛官はそんなにゲスで卑しい職業なんですか?これは酷い。自衛官は犬以下ですか。それともあなた方の理屈では存在しない事になっているからですか?それとも日頃お好きな「差別ネタ」のネタ振りですか?たまにはツッコんで貰いたいですか?ふざけるな。 イラク派遣の是非や、憲法9条の解釈や、防衛大綱や、周辺有事を論ずる前に、この社会の授業のとき早弁でもブッコいていた劣等生をなんとかして欲しいもんです。 それでなくても子供の学力が怪しくなって来ているというのに。「筑波大」の「教授」がこのザマでは、「勉強しないと阿呆になるよ」と言えないではありませんか。 「むしろバカになるんだろ。」と言い返された時に反論する言葉を持ちません。 |