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その奥は深いのか。
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沖縄の涙
 トシがバレますが、日本のロックバンドに「紫」という凄いのがいまして、そのアルバムのモチーフには、B-52爆撃機のシルエットがよく使われました。

 「紫」は沖縄のバンドです。

 俺の世代と少し上の人たちにとって、沖縄=B-52です。
 同機はひと飛びでベトナムを爆撃し沖縄まで還ってきました。

 たとえば、グリーンランドが南米並みに馬鹿でかく見える、メルカトル図法の世界地図でなく、地球儀を使いいろんな方向から日本を眺めると、沖縄はアジアほぼ全域への足がかりとなる、奇跡的な位置にあることが解ります。

 奇跡、という言い方はふさわしくないかもしれません。どこの国が覇権を握ろうと、その国は沖縄に軍事基地を置く必要があります。

 イラク支援活動を行っている高遠菜穂子氏のページに、こんな台詞がありました。

 >ワタシ:「オキナワのイメージって弾薬庫っていうイメージだけ!?」
 >カーシム:「そうだよ。それしか知らないもの。殺したり、虐待する米兵の町」

 沖縄を訪問したイラク青年の認識です。

 高遠氏は涙を流しましたが、この事をやっと認識していただけたか、とも思います。

 現代においては、太平洋戦争末期、凄惨な戦いのあと米軍が沖縄を占領して以降、米軍がアジアの各地にばらまく死の本拠地でありつづけました。
 そして日本は、同じ屋根の下に居続けています。

 最近でも、イラク戦争の兵站の他に、北の将軍様がミサイルを悪さしているとき、「コブラボール」をはじめとする特殊なミサイル追跡機が次々と飛来しましたし(今も来ていますが)、F-22を売るの売らないのと揉めている、空自のFX(次期戦闘機)も、老骨に鞭打ち沖縄の空を守るF-4戦闘機の代替でもあります。

 俺自身としての結論はありません。

遠くて浅い海 (文春文庫 ひ 16-3)
遠くて浅い海 (文春文庫 ひ 16-3)
ヒキタ クニオ
| 時事[安全保障] | 18:43 | comments(0) | - | pookmark |
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