CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
SPONSORED LINKS
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
ARCHIVES
blogscouter
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

z-buffer

その奥は深いのか。
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
嗜好の壁
  愛煙家対嫌煙ファシストの戦い。傍観してて面白いのは、すさまじいばかりの憎悪と組織的攻撃をかける嫌煙ファシストに対し、愛煙家は呑気な象さんのように、「攻撃されている」事を知覚できていない事です。
 あくまでも対症的に「えっここ禁煙なの?」と残念がる以外、なんの理論武装もせず、ぼやぼやと喫って、一般のひとの顰蹙を買ったりします。

 浜松町あたりの喫煙スポットを、半径10メートルも拡大解釈しているお前らのことだよ。この鈍感。

 酒もまた、周りに迷惑がかかりがちな嗜好品で・・・というより、 呑んでる奴は度合いの差こそあれ迷惑です。ぜろさんいつもすみません。

 グリコーゲンと飲酒の攻撃性を関連づけたこのフィンランドの研究は面白いですが、呑む奴はおそらく、この記事に全く興味を示しません。引用しているブログをざっと読んでも、嗜まれない方がほとんどですね。 

 なにか軽く食べながら呑む。というのは望ましい形ですが、実際の酒席での攻撃性とは、あまり関係ないと思います。

 肝心なのは、そんな奴が来ない店で呑むこと。そんな奴の気配を感じたらそこを脱出すること。

 だいたい、「荒れる」事を繰り返すような奴が、つまみ程度で改善されるのを待つほど、呑んでいられる時間に余裕はありません。
| 最後の喫煙者 | 19:28 | comments(0) | - | pookmark |
下衆の格付け
「喫煙やめてほしい著名人」1位志の輔さん、4位に首相
表:たばこをやめてほしい著名人

 31日の世界禁煙デーにちなみ、市民団体「タバコ問題首都圏協議会」が、喫煙をやめてほしい著名人のコンテスト結果を発表した。1位は落語家の立川志の輔さん。4位には、麻生首相が初めてランクインした。

 コンテストは03年から毎年実施され、たばこをやめたら国民に禁煙のきっかけを与えることが選考基準。同会のメンバーやインターネットでの一般投票を集計した。

 立川さんは、昨年の7位から急上昇。NHKで長年司会を務める番組で、健康を取り上げていることが影響しているようだ。11位にはオバマ米大統領の名前も。投票者からは、麻生首相とともに「日米首脳で禁煙同盟を」とのコメントもあった。

 禁煙に成功した著名人を毎年「勝手に」表彰する「卒煙表彰」は、今年は歌手和田アキ子さん、タレント香取慎吾さん、プロデューサーおちまさとさんに贈った。

 まあ、こんなものは目くじら立てるようなものでも、と思いましたがこの「タバコ問題首都圏協議会」のサイトを見ると、このスットコドッコイなランク付けを何年もやっているのですね。

 もちろんランク付けくらい好きにやりゃ良いんですが、たとえば2008年この「寸評」とやらの気味悪さはなんでしょう?
 たとえば明石家さんま「秋刀魚を焼く煙ならいいけれど、タバコの煙はやめてほしい。」
 宿敵養老孟司先生「科学者らしく勉強して禁煙してほしい。/「養老院」もやがては禁煙に。」

 ふざけるな。真面目に嫌煙運動をやれ。他人の人格やプロの職能に茶々を入れるな。だれも貴様らの「うまいこと言え」なんか求めていない。

 養老孟司が東大教授を自主退官するときの文春への寄稿に「死者を数十年扱って、死者は私だと言う結論を出した。正確さを好むのなら、未来の私だと言ってもいい。そんなことは、解剖なんかしなくても、わかりきったことではないか。そう思われるとしたら、あなたは私よりもはるかに利口なだけである。私は三十年かかって、それに気がついた。だから大学の教授は馬鹿だ、と世間ではいう。」とありました。

 学問の極限を行く男のみが吐けるセリフです。プロの科学者に対し簡単に「勉強しろ」と言える恥知らずなメンタリティを持つ連中に、下品な「うまいこと」言われる筋合いはありません。

 俺が嫌煙論者を「ファシスト」と呼ぶのは、彼らが特質として持つ、人格と文化に対する絶望的な無頓着さに因ります。
| 最後の喫煙者 | 23:41 | comments(0) | - | pookmark |
冷静と喫煙のあいだ
 奉公先の勤労意欲旺盛な若者たちは、意外と喫煙率が高い。むしろ飲酒率のほうが低い印象さえあります。

 プログラマやデザイナーなど、机に居続ける作業の場合、タバコを吸いに行くのは知らないうちに煮詰まったり、同じ姿勢をとり続けて肩やら腰やらを痛めることを防ぎます。

 もちろん、甘いもの食いにに行ったり散歩とかでも効果は同じです。俺はそう頻繁に甘いもの欲しくならないしタバコも「意図的に」ではないと吸わないし散歩も思いつかないので、あえなく煮詰まって時間を無駄にし、机についたまま寝違えたりしてます。

 オバマ氏に喫煙のすすめ 冷静さを保つためなら禁煙しなくても

 この記事はどうも、以前の養老先生の嫌煙主義者に対する暴論の時のようなネタっぽさを感じます。
 オバマ氏は禁煙を宣言してしまったので、これを撤回するとコンサバに多くリベラルにはもっと多いであろう健康バカの皆様の不興と怒りを買ってしまいます。
 ニコチンパッチで済むのならそれの方が。

 元大統領は喫煙に用いる物品を使い、喫煙者にうらやまあるまじき行為ですっかり政治家の権威みたいなものを落としてしまいましたが、前(勿論今は現ですが)大統領が喫煙はおろか酒もやらない人物であったにもかかわらずアレだったので、次期大統領の嗜好嗜癖に、あまり目くじら立てるなということでしょうか。
| 最後の喫煙者 | 13:25 | comments(0) | - | pookmark |
取調室のカツ丼
 マイフェイバリット「日本映画専門チャンネル」では、デジタルリマスター・ゴジラ祭り(本当のタイトルは違います)放送中です。このシリーズ、70年代に入ってからの低迷・迷走っぷりは子供心にひどいと思ってましたが、今見るとやっぱりひどい。

 話は飛んで現代、集英社のマンガ単行本の表紙での喫煙描写は、「銀魂」作者のぼやくとおり御法度です。「表現」の問題に平気で口を出す野蛮さが嫌煙派の軽蔑すべき面だと思います。

 しかし、70年代のゴジラシリーズは「東宝チャンピオンまつり」という子供向け企画の一環であったにもかかわらず、登場人物はむちゃくちゃにタバコを吸います。悪いやつが葉巻を咥えている意外に、善玉も子供の前でバカスカ吸い、そこいらにポンポン投げ捨てます。ひとのアパートの前とか。
 これが野蛮な昭和の風俗であります。

 少年に「一服どう?」…山口南署の巡査長

 (最近のは知りませんが)刑事ドラマでは、容疑者の取り調べにはタバコが欠かせませんでした。ひとしきり強面で追求したあと、ソフトに「落とす」フェイズに入ります。たいていそのとき刑事が容疑者に勧めます。そのあとカツ丼が出て自白に至ります。

 この記事を読む限り、未成年とはいえ18歳。かつて、こういった出来事はたくさんあったと想像します。消えてゆく風俗の名残のひとつです。

 アメリカのドラマ「刑事コジャック」の主人公は、部下たちがばんばん吸う中で、禁煙中ということで禁煙アメ(小さなロリポップ)を持ち歩き、彼の個性をうまく際だたせていました。
 もうすぐ、一々こうした注釈を付ける必要が出てくるのでしょう。
| 最後の喫煙者 | 06:11 | comments(0) | - | pookmark |
笑止と従容
 嫌煙派の善男善女の皆様は、心中快哉を叫ばれたのではないでしょうか。
 焼身自殺未遂の男性が、警察で一服点けようとして、図らずも本懐遂げちゃった、不謹慎ながらコントのようなあの事件。

 興奮しているであろう男性を、落ち着かせるためか警官は喫煙を許可したわけですが、このアメニティの追求と相反するかのごとき決定的民度の低さが喫煙派の弱点です。

 そして例のタスポ。ぜろさんが予言したように、主目的である未成年の喫煙補導の減少には「実験段階」からつながらず、いきなりの万引きや、あろうことか詐欺まで出る始末です。
 これもまた官僚の民度の低さが生み出した単なる「金儲け」で、多くの場合真っ当な経済活動をあらわす「金儲け」という言葉に対してむしろ失礼で、こんなもんは国主導の「ミカジメ」以外の何者でもありません。

 JTは自販機への批判をタスポでかわして売り上げアップを図るつもりだったのかもしれませんが、自販機へのコスト投入の厳しさからタバコ屋さんそのものが消えていく運命にあるようです。

 まあ俺の周りではコンビニで買えるから良いという意見がほとんどですし、酒やタバコを自販機で買う必要は無いと思います。
 いまどきそんな奴はいないと思いますが、親父の背広を持ち出し、変装して買おうとして失敗、あえなく補導。なんていうのも大人になる通過儀礼でしょう。

 刑事もののドラマでは、タバコ屋で聞き込みをしたり、電話(赤電話!)をかけたりというシークエンスが定番でしたが、それらもまとめて野蛮な昭和の思い出になってしまうのでしょうね。



 かつてF1のマシンは、多くがタバコ会社をスポンサーに持ち、いろいろな銘柄の広告がマシンを彩っていました。

 最近ではフェルナンド・アロンソがルノーでチャンピオンを獲った時のマシンが、JTのマイルドセブンのブルーでした。とはいえここ数年ほとんどのグラン・プリでタバコの広告は禁止され、色だけは残すもののブランド名は表記されなくなりました。

 フェラーリのスポンサーはマルボロでしたが、その場合ブランド名の代わりにバーコードを纏いサーキットに現れました。

 そして今年、マルボロは意匠の赤い三角も捨て、ただのバーコードとしてマシンを彩っています。他に、タバコ会社のスポンサードを受けているチームは存在しません。
 マルボロは、名前も意匠も出さず、2011年までフェラーリのスポンサーを続けるそうです。

 おそらく、2011年が喫煙文化の一つの姿が滅ぶ時になるのでしょう。
 若い子と話すと、タバコとF1の話はピンと来ないようです。だからこそ、何もなしのバーコードをフェラーリとマルボロは選んだと思います。
 添い遂げるという言い方がふさわしい気さえします。

 俺は、歳食ったものの特権として、バーコードを見るたび、黒いJPS、黄色いキャメル、青いジタン等々を思い出します。
 そして、マクラーレン・ホンダのスポンサーだった時のマルボロ=セナ、プロストとともに最強の名をほしいままにした、白地に鮮やかな蛍光の赤い三角を纏ったあのマシンの事を。
| 最後の喫煙者 | 00:29 | comments(0) | - | pookmark |